JPタワー学術文化総合ミュージアム インターメディアテク
HAGAKI
研究者コラム

謹賀新年2026
Happy New Year 2026

 よい年を迎えられましたでしょうか。旧年中、インターメディアテク(IMT)にお寄せいただいたご理解、ご支援、それらは私どもの大きな励みとなりました。改めて感謝申し上げます。
 IMTは2013年の開館以来、東京大学に蓄積された学術標本と学術的知見を最大限に活用して、新たなミュージアム像を示すための取り組みを続けてきました。理念にかかげてきたのはアート&サイエンス。東京大学がサイエンスに傾注するのは当たり前です。これに加えて、サイエンスに潜んでいたアートを引き出す、あるいはサイエンスの成果発信にアートを吹き込む。そうした活動をとおして東京丸の内を文化発信の拠点にすべくIMTは活動してきました。
 2025年、私どもの活動には、国際発信という点で顕著な進展がありました。2月にアゼルバイジャン文化観光省と共催した公開イベントを皮切りに、5月には台湾歴史博物館との共催展示、7月からはそのお返しとも言うべき台湾歴史博物館における共催展示。そして、9月にはフィリピン国立博物館との共催展示を開催し、12月からは台湾の北師美術館を会場としたIMTのモバイル展示が始まりました。東京大学では国際的な研究活動が日々、展開されていますが、大学キャンパスではなしえない方法で国際協働を次々に実現しているIMTの面々を、たいへん頼もしく思う次第です。
 さて、2026年。本年は東京大学総合研究博物館の創立30周年にあたります。また、2027年には東京大学が創立150周年を迎えます。それらの記念事業やプレイベント、準備など多忙な年になりそうです。IMTでしかできないアート&サイエンスによる周年企画とはどんなものなのか、一同、知恵を絞っています。どうぞ、ご期待ください。

西秋良宏(インターメディアテク館長・東京大学総合研究博物館館長/教授)
Yoshihiro Nishiaki

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