JPタワー学術文化総合ミュージアム インターメディアテク

ディスカッション『味覚のフィジオロジィ ――『喰譜』の発刊によせて』

2016.04.07
ACADEMIA

 IMTカレッジでは、デザイナーの緒方慎一郎氏を迎え、「食とデザイン」をテーマにしたディスカッション・イベントを行います。
 近年、ガストロノミー(美食)がアートとして位置付けられ、デザインや美術との関係が強調されるようになり、「フード・アート」などの名称で呼ばれるようになりました。これを機に伝統的な和食の変革が試みられるなか、緒方氏は、熟知している日本各地の伝統と独自のデザイン理念をもとに、和食文化の本質的な刷新を進めています。「食事」という原始的な行いを捉え直し、料理のみならずその器や環境をまで含むその文化的なフレームワークを自らデザインし、その幅広い創造活動を通して和食の新しい美学を提言しています。
 この緒方氏によるフードデザイン研究の仕事を博物学図譜の形式で纏めた『喰譜』(東京大学総合研究博物館編集、東京大学出版会発行)の発刊によせて、現代デザインによる和食文化の再構築をテーマに、議論を行います。


日時 2016年4月7日(木)16:00-17:30(開場15:30)
会場 インターメディアテク2階「ACADEMIA(レクチャーシアター)」

<ディスカッサント> 
緒方慎一郎(デザイナー、SIMPLICITY代表、東京大学総合研究博物館元特任准教授[2011-2014年])
西野嘉章(東京大学総合研究博物館館長)

参加費 無料
定員 48名(先着順)※ 席に限りがありますので予めご了承ください。


主催 東京大学総合研究博物館

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