JPタワー学術文化総合ミュージアム インターメディアテク


新作オペラ『Opera Synthetica――BUNGONOJO』

2014.10.09-2014.10.10
ACADEMIA

日時:2014年10月9日 (木)17:30(終了予定時間19:30)
   2014年10月10日(金)17:30(終了予定時間19:30)
   両日同じプログラムを行います。
場所:インターメディアテク2階ACADEMIA(レクチャーシアター)
参加費:無料(事前予約不要)
席数:48席(先着順、席に限りがありますので予めご了承ください)
*開場は15分前となります。
*撮影および録音は禁止とさせていただきます。
*会場でのご飲食(ガムを含む)はご遠慮ください。


『Opera Synthetica – BUNGONOJO』

 インターメディアテクのACADEMIA(レクチャーシアター)で新作オペラの鑑賞会を開きます。
 このオペラは制作に取りかかってからはや十年の歳月が過ぎました。今回は、オーケストラを高品質なソフトウエア・シンセサイザーにより合成したものを、戦前の二つの蓄音機、湯瀬哲コレクションのステレオ・セット、さらに最新技術のステレオ・スピーカで、すべてを同時に駆動する実験的試みです。湯瀬氏のスピーカはJBL Signatureで1960年前後製造のものと思われます。電気以前、ステレオ録音発展期、そして現代と、異なった時代の音色が交差します。
 ソフトウエア・シンセサイザーの仕組みを少しご紹介しましょう。各楽器の音階の音一つ一つ、強い音、弱い音、あるいは、スタッカート、スラーといった考えられるあらゆるシチュエーションを全て録音し、これを曲想や奏法に応じて微妙にブレンドしながら再生することによって、より現実感のある曲を合成する手法です。
 近年のソフトウエア・シンセサイザーの技術の発展は目覚ましく、CMやドラマのBGMから生演奏は消えつつあると言っても過言ではないでしょう。しかしそれでも、フルオーケストラのオペラを完全にシンセサイズする試みはかつてありません。
 オペラは全二幕構成で、1700年代初頭、享保のころに人気を博した浄瑠璃の太夫「宮古路豊後掾」の生涯と江戸幕府による浄瑠璃禁制にまつわる伝説を描写したものです。 

東京大学総合研究博物館インターメディアテク研究部門准教授/国際日本文化研究センター准教授 森 洋久(情報工学)


企画、作曲、演出:森 洋久
脚本:小宮 正安
主催:東京大学総合研究博物館


【プログラム】

 17:30 開演
 第一幕 夏から秋へ 約1時間
   前奏曲
   一場 楽屋
   二場 お茶屋
   三場 うかつに近づいてはなりません
   四場 一景 春台
      二景 春台アリア
   五場 創作の喜び
   六場 一景 市村座
      二景 舞「玉椿」
      三景 音曲終わりし後

 ―― 20分休憩 ――

 第二幕 冬から春へ 約40分
   前奏曲
   一場 奉行所座敷景色
   二場 一景 中村屋風景
      二景 若菜アリア
   三場 別れ
   四場 一景 みちゆき
      二景 舞「玉椿」


【テクニカル・ノート】

スピーカー:
 Victrola Credenza VV8-30
 平林勇版 蓄音機
 JBL signature   ステレオ・スピーカ
          Amplifier: Stereo preamplifier model C-150
                Power amplifier P-350
 麻布オーディオ  ステレオ・スピーカ
 TIMEDOMAIN  ステレオ・スピーカ

作曲システム:
 Finale 2011 (譜面浄書)
 MIDI 信号プロセッサ:
 Finale 2011 Human Playback
 Build 2.5.1.4. (MakeMusic Inc. Robert P.)
 TIME VARIANT FUNCTIONAL PROCESSOR (TVFP)
  Developed by Hirohisa Mori
シーケンサ:LogicPro 9
シンセサイザ:
 East West Quantum Leap Symphonic Orchestra and Chorus
 一部(三味線) Garritan ARIA Player
DAC: MOTU UltraLite mk3
コンピュータ: MacBookPro MacOSX 10.7
フォーマット:24bit 44.1kHz 8ch
字幕: Final Cut Studio 7

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