JPタワー学術文化総合ミュージアム インターメディアテク

IMT特別講演『海洋生物――タラ号と驚異のプランクトン世界』開催のご案内

2014-08-21

 この度、JPタワー学術文化総合ミュージアム「インターメディアテク」では、IMT特別講演『海洋生物――タラ号と驚異のプランクトン世界』を開催する運びとなりました。本講演では、海洋観測船タラ号による「タラ号プロジェクト」事務局長ロメイン・トゥルブレ氏、およびプランクトン研究の第一人者としてフランス国立科学研究センター(CNRS)の研究ディクレターを務め、「タラ号海洋プロジェクト」の研究員として同号に乗船したクリスチャン・サルデ氏が登壇し、東京大学総合研究博物館の佐々木猛智准教授(動物分類学・古生物学)がモデレーターを務めます。
 これまで、タラ号は世界中の海が直面する環境的脅威および気候の変化による影響を探るために名だたる研究所や研究機関の支援のもと、世界中から集まった科学者や研究者を乗せて「タラ号北極プロジェクト」(2006年—2008年)、「タラ号海洋プロジェクト」(2009年—2012年)、「タラ号北極圏プロジェクト」(2013年)の主に3つの研究プロジェクトを実施し、2014年4月からは地中海にて調査を開始しています。2012年にニューヨークのノース・コーヴ・マリーナ湾に寄港した際には、同プロジェクトに関心を寄せていた国連事務総長のパン・ギムン氏も自らタラ号を訪れました。この時、タラ号の研究チームは同年6月にブラジルのリオ・デジャネイロで開催された国連主催によるアースサミット、「国連持続可能な開発会議」(リオ+20)への招待を受け、特別講演を開きました。また、2016年と2017年にはアジアおよびアジア太平洋にて珊瑚の調査を実施し、日本の複数の港への寄港を予定しています。アニエスベーは、2003年より海洋観測船タラ号とその研究プロジェクト「タラ号プロジェクト」をサポートしています。
 東京大学総合研究博物館およびアニエスベーの共催による本特別講演は、タラ号の来日に向けて、多くの方にとって未知なるプランクトンの実態やその興味深い生態、そして「タラ号海洋プロジェクト」での研究によって解明された、プランクトンが地球環境にもたらす影響について学ぶことのできる機会となります。
 つきましては、以下のとおり、特別講演に際して記者発表を行いますので、ご案内申し上げます。


■基本情報
名 称:『海洋生物――タラ号と驚異のプランクトン世界』
日 時:2014年9月19日17:00 – 19:30(開場16:45)
    ※15 :00よりメディア関係者向けの記者発表を開催致します。
会 場:インターメディアテク2階「ACADEMIA(レクチャーシアター)」
ディスカッサント:ロメイン・トゥルブレ(「タラ号プロジェクト」事務局長)+クリスチャン・サルデ(フランス国立科学研究センター(CNRS)研究ディクレター)+佐々木猛智(東京大学総合研究博物館准教授、動物分類学・古生物学)
使用言語:フランス語(通訳付き)、日本語
定員:48名
料金:500円(IMTブティックにてチケット販売)
共 催:東京大学総合研究博物館+アニエスベー
住 所:東京都千代田区丸の内2-7-2 JPタワー/KITTE2・3F
アクセス:JR東京駅丸の内南口徒歩約1分、東京メトロ丸ノ内線東京駅地下道より直結
http://www.intermediatheque.jp/

■講演に関する問い合わせ先
インターメディアテク:03-5777-8600(ハローダイヤル)
アニエスベー プレス:T: 03-5778-9890 F: 03-3406-6002
E: presse@agnesb.co.jp

■タラ号公式ウェブサイト
http://oceans.taraexpeditions.org/en
 

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