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生薬標本コレクション

東京大学総合研究博物館資料部薬学部門所蔵

概要

総合研究博物館では東京大学薬学部で研究対象とされてきたものをはじめ、1万5千種の生薬標本を所蔵している。戦前からの標本が多くあり、薬学分野での研究の変遷を窺い知ることができる。生薬とは植物、動物、鉱物など天然物に由来する薬用材料を医療や医薬品原料に供するものである。換言すれば、生薬を原料とする医薬品の成分を明らかにするには、歴史的な生薬サンプルが欠かせない。天然の資源が枯渇し、入手困難になるなか、学術研究機関に蓄積された生薬標本は新薬の製造開発の着想源にも、先端科学の研究用リソースとしても重要となる。