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モダマ豆果

2005年/ミャンマー/乾燥標本/東京大学理学部植物標本室旧蔵/総合研究博物館研究部所蔵

概要

モダマは、熱帯・亜熱帯に生え、幹の直径が30センチメートルにもなる巨大なつる性の豆の一種で、長さ1メートルにもなる木質の豆のさやをつける。アジア、オーストラリア、アフリカに分布し、日本では九州南部の屋久島以南の海岸近くに生える。種子は水に浮き、海流に乗って広く散布される。和名は「藻玉」の意で、海岸に漂着した種子を海藻の種子と誤解したためと言われる。種子はあずき色で丸く、径5センチメートルほど。細工ものにも使われる。