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コブウシ型土器

紀元前1000年前後/イラン北西部/東京大学総合研究博物館資料部考古部門所蔵江上波夫コレクション

概要

イラン北西部、カスピ海沿岸で収集された。肩の上が盛り上がったアジアの畜牛、コブウシを模している。口が突き出ているのは、それ以前からイラン北西部で流行していた嘴型注口土器の伝統をひくもの。耳の破損部をみるとイヤリングが付けられていたとみられる。コブウシ型土器が見つかるのは、もっぱら墓である。葬送儀礼に用いられたことが推測できるが、何を入れた容器であったのかなど詳細は解明されていない。

ID

IMTH_EG_000033