JPタワー学術文化総合ミュージアム インターメディアテク
テスト公開中

石英(水晶:日本式双晶)

年代未詳/乙女鉱山(山梨県)/東京大学総合研究博物館資料部鉱物部門所蔵若林標本

概要

二つの同じ種類の鉱物が、結晶学的に定義できる方位で接合・成長したものを双晶と呼ぶ。石英には多くの種類の双晶が知られるが、本標本のようにV字型(角度は84°34’)で接合した双晶は日本式双晶と呼ばれる。これは山梨県の乙女鉱山から大型の双晶が多数産出したため。水晶は通常六角柱状であるが、日本式双晶の場合は六角板状になる。理由は不明。

ID

IMTC_UT0000075