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貝殻標本コレクション

(b)/明治10年代/東京大学(旧)理学部動物学教室旧蔵/総合研究博物館研究部所蔵

概要

東京帝国大学理学部動物学教室によって収集された貝類標本の代表例。動物学教室では1870 年代以降、様々な動物標本を網羅的に収集したが、その中でも貝類は最大の規模をもつ。海外の研究機関との交換によって世界中から標本を集めたほか、関係者を南洋諸島に派遣して熱帯性の貝類も多数収集した。保存箱として使われているのは、ホオ材やサクラ材の薄板で作った経木に、和紙の反故紙を下貼りし、黒漆で塗装したもの。東京帝国大学ではもっとも広汎に使用されていた。