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田口和美像

1894(明治27)年/高橋勝蔵画/布に油彩/東京大学医学部解剖学教室所蔵/医学系研究科細胞生物学・解剖学講座所蔵

概要

東京大学内に現存する最古の肖像画。田口和美(1839-1904)は東京大学医学部解剖学教室の初代教授。1893(明治26)年に日本解剖学会が設立されると、その会頭を努めた。肖像画はこの頃のものである。作者の画家高橋勝蔵(1860-1917)は1885(明治18)年に渡米し、サンフランシスコのカリフォルニア・デザイン学校で油絵を学んだ。1893年に帰国し、東京芝に芝山研究所を開設した。額縁には明治工芸の趣味が遺憾なく発揮されている。

ID

IMTE_MD0000198